顕微鏡歯科とは
歯科用顕微鏡を通して見ると、視野を4倍~30倍に拡大することができます。
眼鏡のような拡大ルーペを使用して2倍から4倍程度に拡大して行う治療も肉眼で行うよりはよく見えますが、顕微鏡を使用して通常の8倍以上に拡大し、治療を行うことはより多くのメリットがあります。
顕微鏡歯科治療のメリット
- 虫歯を取り残すことが非常に少なくなり、再発を防げます
- 健康な歯を出来る限り残す治療ができるので、歯を守ることができます
- 詰め物をぴったり詰めることができ、隙間から虫歯になりにくくなります
- 深い虫歯では神経を残すことができ、歯が長持ちします
- 神経の治療(抜髄治療)では神経の取り残しが少なくなり、治療後に痛んだり、膿んだりすることが少なくなります
- 根の治療では汚染物質や折れてしまった器具を除去することができるので、治療回数が少なくなり、その結果も良くなります
- 深い部分の歯石をよく見て除去することで歯周ポケットを確実に浅くできます
一方で治療をする歯科医師や助手は相応のトレーニングが必要で、治療時間も1時間以上と長くなる傾向にあります。
当院では保険治療でも必要があれば顕微鏡視下による治療を行っておりますが、歯の病状によっては専門とする歯科医師による治療を受けたり、保険適応外の材料を使用した方が治療結果が良くなると予想される場合では自費診療で治療をお受けしております。
破折ファイルの除去
根管治療を行う際に、ファイルという専用の器具を使用します。
このファイルのうち、特に細いものが治療中に折れてしまう事があります。
折れてしまったファイルは除去が大変困難ですので、そのまま残留させて経過観察することが多いのですが、新横浜歯科ではマイクロスコープを使用することでこの折れたファイルを積極的に除去します。
症例1
術者 花井淳一郎 (2012年)